家庭のなかの衛生的な問題 3

●おむつとおまる


おむつとおまるの訓練をするときは、どうしても大便に触ってしまう恐れがあります。


おむつ交換の際、換える側と赤ちゃんの衛生ということを忘れないようにすることが重要です。


次に悪い例を2つあげ、衛生上のポイントを明らかにしましょう。


■おまるに座りながら何かを食べさせること。


(小さい子どもはうんこやおしっこをもてあそぶことがあります。)


それによって手から食べものへ汚染します。


■おむつの交換をしながら安全ピンを口にくわえること。


(子どもの便で汚れた指を唇にもっていくことになります。)


これら大きな問題ではありませんが、ちょっとした注意や考えかたが子どもや親を病気から防ぐことになります。

家庭のなかの衛生的な問題 2

食べものはとてもきれいな容器の中で急速に(確実に90分以内に)冷却しないといけません。


そして使うときは解凍してから十分に再加熱することを忘れてはいけません。


次に鶏・肉・生卵の調理法についてふれましょう。


最近サルモネラ菌の汚染が問題になっています。


鶏に関係するものはどんなものでも確実に十分な加熱をしましょう。


生卵とか半熟卵という料理は絶対避けましょう。


政府がさらに指導を徹底し、どんな幼い子どもでもそれらを食べても安全であると保証をするまでは。


幼児は、赤ちゃんほど感染に対し弱くはありませんが、それでも衛生上注意すべき点は多いです。

家庭のなかの衛生的な問題

●離乳食


生後3~6カ月になると固い食べものを少しずつ食べはじめます。


あなたはいろいろなもの(手作りにしろ既製品にしろ)を食べさせようとするでしょうが、丸1日以上ふたをあけたままの容器にはいっていたものは、たとえ冷蔵庫に入れておいたものでも食べさせてはいけません。


ただし乾燥品のベビーフードにそのような心配はありません。


必要に応じて少量ずつ使えますし、残したら捨てればいいでしょう。


●手作りのベビーフード


ブレンダー、ミキサー、フードプロセッサーが出現し、母親たちは裏ごししたベビーフードを自分で作れるようになりました。


それはそれでよいのですが、料理の本に書いていないことをいくつか注意したいのです。


たとえばある大手スーパーに置いてあった本に、ベビーフードを作る際、ブレンダーのガラス容器をただ熱湯ですすぐように、としか書かれていません。


まず刃やほかの部品を通常の方法で十分きれいにします。


次にそのブレンダーが高熱に耐えられるか確かめてから、沸かしたばかりの熱湯をブレンダーの中に5分間入れておくことをおすすめします。


ほとんどの料理の本は不慣れな手作りのベビーフードに対して衛生的な注意がされていません。


例外は1食分ずつ凍らせるものについてだけです。

着色料~ブドウ果皮色素

ブドウ果皮色素は、ブドウ科アメリカブドウやフドウ科ブドウの果皮から水で抽出したもので、主成分はアントシアニン(マルビジン-3-グルコシド)です。
ワインやブドウ果汁を製造するときに発生する搾りかすから作られます。

酸性領域で赤色を呈します。安全性は、JECFAで評価されており、1日摂取許容量(ADDを2.5mg/kg体重/日と設定されています。

既存添加物の着色料は59品目あり、このうちJECFAにより安全性が評価されているものが21品目、平成8年から平成18年の薬事・食品衛生審議会等による「既存添力口物の安全性の見直し」が行われたものが25品目、データが存在せず、安全性が確認できないものが13品目あります。

着色料~ノラック色素

コチニール色素と同様に、虫から抽出した色素はほかにもあります。

ラック色素は、中国やタイなど東南アジアに生息するカイガラムシ科のラックカイガラムシが分泌する樹枝状物質から水あるいは熱水で抽出された色素で、主成分はラッカイン酸類です。
色調は、酸性で榿色、中性で赤色、アルカリ性で赤紫色を呈します。

安全性については、JECFAおよび薬事・食品衛生審議会が行ってる「既存添加物の安全性の見直し」でも詳細はふれられておらず、現在のところ安全性を確証する科学的根拠はありません。

着色料~コチニール色素

既存添加物のコチニール色素は、サボテンに寄生するカイガラムシ科のエンジムシの乾燥体から水またはエタノールで抽出したもので、主成分はアントラキノン系のカルミン酸です。

原産は、中南米の砂漠地帯で、ペルーが主な産地です。
耐熱性、耐光1生に優れており、酸性液中では特に安定です。

色調は液性により変化し、たとえば酸性では榿色~赤榿色、中性では赤色、アルカリ性では赤紫色を呈します。
多くの国々で広く使用されていることもあり、安全性については詳細に検証されていて、発がん性試験をはじめ種々の安全性評価からJECFAでは1日摂取許容量(ADl)を5mg/kg体重/日と設定しています。

着色料~食用黄色4号

指定添加物の食用黄色4号は、食用色素のうち最も摂取量が多い色素で、漬物、菓子類、清涼飲料水など広く使用されています。

1884年に発見されたモノアゾ色素で、1948年に食品添加物として指定されました。
4-アミノベンゼンスルホン酸塩をジアゾ化し、4,5-(ジヒドロ-5-オキソ-]-(4-スルホフェニル)-1H-ピラゾール-3-力ルボン酸塩とカップリングさせて製造します。

食品への使用量は食品重量の1/10000~1/200000程度とこく微量です。
水によく溶け、日光、酸、熱に安定で、使いやすい色素です。
発がん性などの毒性は認められておらず、1日摂取許容量は0~7.5mg/kg体重/日と設定されています。

着色料~食用赤色102号 2

使用量は書物によっては「着色料をたっぷり使って…」と記されているものもありますが、本当にたっぷり使うと色が濃すぎて食品として販売できません。

摂取された食用赤色102号は、ほとんど吸収されず、わすかに吸収された色素も数時間後には胆汁から消化管内に排泄されます。

本色素は、腸に達すると腸内細菌により還元されて、1-アミノナフタレン-4-スルホン酸と1-アミノ-2-ナフトール-6,8-ジスルホン酸になり、糞中に排泄されます。
発がん性などの毒性は認められておらず、1日摂取許容量は0~4mg/kg体重/日と設定されています。

着色料~食用赤色102号

指定添加物の食用赤色102号は、1878年に発見されたモノアゾ色素で、1948年に日本でも食品添加物として指定されました。

4-アミノ-1-ナフタレンスルホン酸塩をジアゾ化し、これに7-ヒドロキシ-1,3-ナフタレンジスルホン酸をカップリングさせ製造されます。
水によく溶け、日光や酸に対しても安定です。

食用赤色102号は、漬物、たらこ、ソーセージ、清涼飲料水、菓子類などに使用されますが、ごく微量の使用で着色することから使用量は食品重量の1/10000~1/200000程度です。

着色料~合成着色料に「発がん性」はある? 2

平成12年度の厚生省の調査によれば、20~64歳の着色料の摂取量は、
食用赤色2号で0.00298mg、
赤色3号で0.00486mg、
黄色4号で0.00359mg、
青色1号で0.00298mg
などのようにいずれもごく微量であ
り、主な夕ール色素のADl比は0.0002~0.01%の範囲でした。

これらの調査から合成着色料は、十分に安全性が確保された範囲内で使用されていることがわかります。

一方、近年市販されている加工食品の表示を見てみると、着色料のほとんどが既存添加物(天然添加物)です。
その代表的なものは、カラメル、ニンジンカロテン、コチニール色素、ブドウ果皮色素などであり、動植物から抽出したものが多く見受けられます。